サラリーマンの資産運用/NISAメリット、デメリットを解説。

どうもわださんです。本屋で面白そうな本を見かけて読んでみました。

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本の紹介は今回はしませんが、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
分かりやすく資産運用の資金調達方法、サラリーマンがするべき投資は何がよいのかなどを紹介してくれていて参考になりました。
ちなみに40代は資産形成を行うのにはギリギリです。40代の方はいますぐ。 20代、30代の人も、資産運用は若い時から始める方が良いと言われますので、ぜひ読んでみてくださいね。

これまで株などはやっていたのですが、この本を読んでつみたてNISAもはじめてみようかと思い調べてみたのでシェアしたいと思います。

今回のテーマはNISAのメリット、デメリットです

1.NISAとは。

NISAとは少額投資非課税制度のことで、NISA口座で運用した利益は非課税にしますよという制度です。
(ちなみにNISAの由来はNippon Individual Savings Account(=日本個人貯蓄口座)の略だそうです。)

ここで大事なのが「非課税」ということです。NISAのメリットはこれにつきます。

2.メリットについて解説。

通常、株式などで得られる利益に対してはおおよそ20%の税金が掛かりますが、NISA口座内での運用した利益は非課税となります。

例えば、100万円を株で運用して3万円の配当を受け取った場合に、通常なら6000円の税金を収めるとこになりますが、NISA口座なら税金は0円になる。

他にも、100万円の株が110万円で売却出来たときにも10万円×20%=2万円の税金が発生しますがこれも0円になります。非課税というのは非常に大きなメリットです。

3.デメリットはないの?

残念ながらデメリットあります。大きくは2つです。

・損益通算ができない。

・損失繰り越しができない。

では、それぞれ解説していきます。

4.デメリット① 損益通算とは。

例えば、証券会社Aで+10万円の利益がでた時に、証券会社Bでの運用では-5万円の損失が発生場合には、証券会社Aと証券会社Bの利益と損失を合算して申請することが出来ます。

4-1.損益通算のメリット。

<損益通算が出来ないとどうなるでしょうか?>

証券会社Aでは10万円の利益が出たので、確定申告で10万円の利益を申請することになり、2万円の税金を収めることになります。次に証券会社Bでは-5万円の損失ですので、利益はないので納税の義務はありませんが、ただただー5万円の損失が残ります。よって、10万円から2万円の引いて8万円、さらにー5万円の損失ですので、最終的に手元に残る利益は8万円ー5万円=3万円になりますね。

<損益通算出来るどうなるか?>

損益通算出来ると、証券会社A利益+10万円と証券会社Bの損失-5万円を合計して確定申告できるようになるので、確定申告の時には10万円ー5万円=5万円を利益として申告出来ます。よって、税金は5万円×20%=1万円となります。ということは、最終的に手元に残る利益は、5万円ー1万円=4万円となりますね。

損益通算できるのと出来ないのでは4万円ー3万円で1万円も手元に残るお金が違うんです。

4-2.NISAで損益通算を気にするのは損失が発生したときだけ。

NISA口座で利益が出ている時は、そもそも税金が掛からないので損益通算は気にしなくてもOKです。
NISA口座で損失が発生した時が問題です。この場合、損益通算が出来ない場合の例のようになり、せっかく非課税のNISA口座で運用しているのに、税金面で損をすることになります。

よって、 現在、すでに株式口座をもっている場合は注意が必要です。NISA口座で運用するならば損失を出してはいけません。損益通算できずに逆に損することになります。

5.デメリット② 損失繰り越しとは。

一般の証券口座で-5万円の損失が発生した場合を考えます。確定申告でー5万円の損失がでてことを申請しておきます。そして翌年10万円の利益がでたとします。この時に今年の損失ー5万円と翌年の利益+10万円を合算し+5万円の利益として確定申告を行うこととなり、この例の場合は、前述した損益通算の時の例と同様に1万円の節税になります。
※ 損失繰り越しをするには、損失を確定申告で申請する必要があります。
※ 損失繰り越しは3年間繰り越しできます。

6.まとめ

今回はここまでです。
NISAのメリットとデメリットについては分かっていただけたでしょうか?

大事なことを忘れていました。一般NISAとつみたてNISAは、併用不可で、どちらか一方しか使えません。
しっかり制度を理解した上で、一般NISA,つみたてNISAのどらいかを選択してもらえるように、引き続き解説して行きたいと思いますので、お付き合いいただければと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

サラリーマンの資産運用/NISAメリット、デメリットを解説。” に対して2件のコメントがあります。

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