【抜取検査】計数規準型一回抜取検査表の使い方

どうもわださんです。
今日は計数規準型一回抜取検査表の使い方を説明します。

1.計数規準型一回抜取検査表の説明

早速、計数規準型一回抜取検査表に登場してもらいましょう。

この表はJIS Z 9002 に記載されている表で、抜き取り検査をするときの抜き取りサンプルの数と合格判定個数の数を決めるために使います。

1.縦軸(赤枠)が、生産者が合格としてもらいたいロットの不適合品率の上限pを表しています。
2.横軸(緑枠)が、消費者(購入者)が不合格としたいロットの不適合品率の下限pを表しています。
3.表中(青枠)の細字が抜取サンプル数n太字が合格判定個数cを表しています。

2.計数規準型一回抜取検査表の使い方

では、どうやって使うのかを説明します。

① P0=0.250%,P1=2.50%の場合に抜取サンプル数n、合格判定個数cを求めましょう。

まず、P0=0.250%は0.225~0.280の範囲に入るので赤色矢印の部分をみることになります。

つぎに、P1=2.50%は2.25~2.80の範囲に入るので青色の矢印の部分をみることにないります。

そして、矢印の交点の緑色の枠内が答えとなり、抜取サンプル数n=150、合格判定個数c=1となります。

では、もう一問。

② P0=0.250%,P1=5.00%の場合に抜取サンプル数n、合格判定個数cを求めましょう。【矢印の時】

まず、P0=0.250%は0.225~0.280の範囲に入るので赤色矢印の部分をみることになります。

つぎに、P1=5.00%は4.51~5.60の範囲に入るので青色の矢印の部分をみることにないります。

そして、矢印の交点の緑色の枠内を見ると先ほどと違って『↓』となっていますので、矢印に従ってみていきます。
矢印に従って『↓』に進むと『←』があります。さらに進むと次は『↓』なのでその先に進むと黄色の枠に到達します。
そこには『100 』とありますね。

なので答えは『抜取サンプル数n=100、合格判定個数c=1』となります。

さらにもう一問みてみましょう。

③ P0=0.250%,P1=1.00%の場合に抜取サンプル数n、合格判定個数cを求めましょう。【抜取検査設計補助表の使い方】

もう慣れましたね。P0=0.250%は0.225~0.280の範囲に入るので赤色矢印の部分をみることになります。

つぎに、P1=1.00%は0.91~1.12の範囲に入るので青色の矢印の部分をみることにないります。

そして、矢印の交点の緑色の枠内をみると、今度は『*』となっています。

『*』の場合は、下記の『抜取検査設計補助表』を使うことになります。

まずは、P1/P0を計算して、1.00/0.250=4なので、4.3~3.6の範囲になるので赤色矢印のところをを確認します。

cは緑枠内のc=4となります。

nは緑枠内の式『98.5/p0+400/p1』を使って、n=98.5/0.25+400/1=794となります。
(ちなみに、整数にならないときは、小数点以下を切り上げて整数とします)

以上が計数基準型一回抜取検査表の使い方となります。
最期まで読んで下さりありがとうございました。

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