【独学QC検定】OC曲線② ロットが合格す確率?生産者危険?消費者危険?ってなに?

どうもわださんです。
今回も、前回の続きでOC曲線についてです。
前回の記事で、
『部品不良率1%シャフト100本の受入検査したときに
合格判定数を1とした場合、ロットが合格する確率は73.6%である』
と書きましたが、この73.6%の意味にはどんな意味があるのか?というお話しです。

1.生産者と消費者とは?

QC検定で登場するのは、生産者と消費者の2人です。
生産者とは、部品や製品メーカーなどで、今回ならシャフトを製作して納品する人のことです。
消費者とは、部品や製品を購入する人のことで、シャフトを購入する人のことです。

2.生産者危険って?

生産者から見た時の『ロットが合格する確率』とは
『納品した部品を受け取ってもらえる確率』であり、
73.6%の確率で受け取ってもらえるということになり
逆に26.4%の確率で受け取ってもらえないということになります。

この受け取ってもらえない確率のことを『生産者危険』といいます。
生産者にとっては、せっかく作ったシャフトを受け取ってもらえないかもしれないという危険があるという意味です。

3.消費者危険って?

今度は消費者の立場からみると、
同じ73.6%の確率でロットは合格になるのですが、
その場合、1個は不具合品が入っている可能性があるのです。
そういことで、1個の不具合まではあってもロットは合格になるので
73.6%は消費者危険ともいいます。

生産者からしたら生産者危険は小さくしたいし、
消費者からしたら消費者危険は小さくしたい。
だから、生産者と消費者はそれぞれに歩み寄って
ちょうどよい危険を設定する必要があります。

今日はここまでにしたいと思います。
最期まで読んでくださいりあがとうございました。

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