【ポアソン分布】①-ポアソン分布って何?

どうもわださんです。
今日はポアソン分布のはなしです。

1.ポアソン分布ってなに?

ポアソン分布とは、めったに起こらない事象に対する二項分布の近似式
となります。

2.ポアソン分布の確率関数

ポアソン分布の確率式です。

・ eは、ネイピア数もしくはオイラー数と呼ばれて、自然対数の底(読み:てい)と呼ばれるものです。
  高校数学で出てきたので覚えている方もいるかもしれませんね。
  難しいことはさておき、eの値はe=2.71828.....と無限に続く数だくらいでまずは覚えておけばOK。

・ rは、目的の事柄が発生する数で、サンプル中の不良品の数。

・ nは、サンプルの総数。

・ pは、不良品の発生率。つまり、不適合率。

・ P(r)は、不適合品率pの部品があるとき、そのサンプルn個の中に、
  不良品がr個ある確率となります。

・ mは、m=npです。
  例えば、不適合率がp=0.01(1%)のとき、サンプルがn=100個であったなら、
  100個×0.01=1個くらいは不良品が入っていそうということになるのは
  想像できそうです。これがポアソン分布の平均値に相当します。

3.例題で計算方法の確認。

<例題>
シャフト100本作ったときに、その中に1本不良品が発生する確率を求めます。
シャフトの不良率は0.01(=1%)とします。

では、先ほどのポアソン分布の式を使って確率を求めてみましょう。

e≒2.72 ←これは定数。小数点以下は長くとればとるほど詳細な結果になります。
m=np=100 x 0.01 = 1 ←ポアソン分布の平均。
r=1  ←もとめたいサンプル中の不具合品の個数。

これらを上の式に代入すると
P(r) = 2.72-1(11/1!)≒0.368=36.8%
となることがわかります。

本日は以上です。最後まで読んで下さりありがとうございまいた。

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