統計的推論(検定)のはなし③-統計的仮説検定の帰無仮説、対立仮説を設定する。
どうもわださんです。
今日は統計的仮説検定の1つ目の手順、仮説の設定(帰無仮説と対立仮説を設定)をしようという話です。
※ 前回の記事はこちら→統計的推論(検定)のはなし②-統計的仮説検定の手順
問題の確認
まずは問題のおさらいです。
仮説の設定をする前に、今回行う検定の目的を確認しておきましょう。
問題文から、「その日のおにぎりの重量がいつもと同じといってよいか?」を調べるのが目的であることがわかります。
「重量がいつもと同じ」というのは言い換えると、「その日のサンプル重量の母平均がいつもの重量の母平均と同じといってよいか?」といってもよさそうです。
仮説を設定する
では、仮設を設定していきます。
・ 設定するべき仮説は2種類で「帰無仮説」と「対立仮説」といます。
・ 帰無仮説はH₀、対立仮説はH₁と表されます。
まずは、帰無仮説H₀から設定しましょう。母平均をμ₀、今日のサンプル母平均をμ₁とすると
となります。母平均に対する検定の場合は、基本これになります。
一方、対立仮説には、次の3種類があります。
今回は重量の母平均とサンプルの母平均が同じかを確認したいので、②の『H₁:μ₀≠μ₁』を設定することになります。
以上で仮説の設定ができました。
本日は以上で最期まで読んで下さりありがとうございました。
“統計的推論(検定)のはなし③-統計的仮説検定の帰無仮説、対立仮説を設定する。” に対して1件のコメントがあります。